オーストラリアの医師免許取得を目指すなら、最終的に卒業しなければならないのは Doctor of Medicine (MD)です。 MDの最低限の入学条件は大学の学士課程を規定以上の成績で卒業している事となりますので、高校卒業後すぐの留学を計画する場合には、まず学士コースに入学するのが第1ステップとなります。 学士コースは医学系以外の専攻でも良い場合がほとんどですが、MDの入学審査で学士課程で収めた成績(GPA)が重要になりますので、得意分野の専攻で学士課程を履修していく方が無難と言えます。
MDの留学生枠は限られているため、留学生にとっては非常に狭い門となります。 MDを目指すなら、大学卒業するだけではなく学士課程で優秀な成績を収める事を目標設定としなければなりません。
MDのGPA以外の入学条件としては、Graduate Medical School Admission Test (GAMSAT)や、UCAT(University Clinical Aptitude Test)、 Medical College Admission Test (MCAT) 等のスコアで最低基準値以上のスコアを取っている事、規定以上の英語力を保持している事、などが挙げられますが、大学によってはそれ以上の条件も指定がある場合がありますので、各大学の入学条件をよく確認しましょう。
最低条件を満たしている者から選考が行われ、2次選考で面接やその他の審査を経ていく事になります。 オーストラリア国内で医師となる事が前提であるため、卒業後はオーストラリアで医師として働くことを期待されます。 そのあたりも考慮した上で面接に挑みましょう。