<留学体験談> NYさん、語学学校→大学
NYさん 20代女性、卒業後の回想留学体験記
職業(留学前):学生 現在:学生
オーストラリアでの勉強
– – -勉強した都市、 語学学校、コース、専攻
ニューカッスル大学
– – -勉強した都市、 語学学校、 コース、専攻を選んだ理由
一つ目の理由は、ニューカッスルが地理的によい場所にあったことです。ニューカッスルはシドニーから電車で 3 時間強離れているため、シドニーのような大都市といった感じはまったくしません。シドニーは日本の方もよくご存知知られた都市ですが、元々自分自身が田舎育ちなためかシドニーのような都市にはあこがれを感じられませんでした。留学をしたときはまだ日本の大学生で、実家を離れて都市付近で暮らしていましたが、田舎でよく感じられる人の温かみがなかなか感じられず残念に思うことがよくあったので、都市ではないところがよいと思ったのです。「程よく都市から距離があり、オーストラリアでの留学生活を満喫できるところ」-私はニューカッスルはそんな土地であるのだろうを思っていました。また、多くの人がオーストラリアのイメージとするキレイな海がニューカッスルにもあることも魅力に感じられました。
ニューカッスルのような小さな町では、英語力を伸ばすと同時にその地域の文化を体験できるだろうと考えました。これが二つ目の理由です。英語力を伸ばすのは環境さえ揃っていてやる気さえあれば、多少時間はかかってもいつかは伸びると思います。しかし、同じ文化を共有していない人とは話をするときになかなかコミュニケーションが取れないのではないかと考えたのです。留学に行く前、私は日本の大学で、その大学に留学してきていた留学生の暮らしのお手伝いをするお仕事をしておりました。イギリス、オーストラリア、アメリカ、カナダ、中国、フランス、韓国が留学生の主な出身国でしたが、多くの留学生から同じ言語圏にあっても国やその文化が違うことで「相手の話していることがわからない」という体験をすると聞かされることがありましたから、言語と文化を同時に学べればよいなと考えたのです。
三つ目の理由は、語学学校の EAP コースの評判がよかったことです。ニューカッスル大学付属英語学校を知ることになったのは、私の知り合いでニューカッスル大学の語学学校で語学留学をした方から、ニューカッスル大学付属語学学校の EAP コースは英語だけではなく、大学で実際に必要となるプレゼンテーションの仕方やエッセーの書き方などを教えてくれるコースだと聞いたからです。将来的にオーストラリアで勉強をしてみたいと考えていましたので、その時に役に立つコースに行きたいと考え、興味を持ちました。その留学をされた方から EAP コースはとてもフレンドリーな先生が教えてくれていて、遠足にも出かけることもあると聞き、様々な体験が期待できました。
英語と文化を小さな町ではしっかり体験できると思ったため、このコースに進もうと思いました。
– – – 都市、学校、コースでのよい経験
よい友達が沢山出来た。 EAP のコースは大学入学につながっているので、目的意識の高い学生が多く、学生同士支えあいつつ勉強できた。休日には同じコースの友達と遊びに行ったり、ご飯をお互い持ち寄ってパーティーをしたりしました。
また、 EAP コースでの勉強を通じ、今後大学で必要となったプレゼンテーションの仕方やエッセーの書き方、ノートのとり方などを学べました。勉強は大変でしたが、一所懸命やったことが EAP コースの最終テストでの合格へとつながったときはとてもうれしかったです。
こんな成果が出たのも、友達はもちろん、語学学校の先生やスタッフの方が支えてくださったからだと思います。先生はいつも興味深い資料を持ってきてくださり、それをリーディングの際に教材として使ってくださいました。お陰様で語彙と知識を両方得ることができました。スタッフの方は、私が日本語・日本文化を教えるボランティアをしたいけれどどうしたらよいかと尋ねたときに、地域の小学校の校長先生を紹介してくれました。
– – – 都市、学校、コースでの悪い経験
学校内のパソコンが自分だけ 1 ヶ月以上使えなかった。
毎日 IT デスクに行き、問い合わせをしました。その際、他の部署も回ったりしましたが、それでも直らず、困り果てていたところをある図書館のスタッフの方に助けていただけました。
粘り強くかかることを学びました。
クラスメイトは中国人の方が多く、中国語が授業時に飛び交うこともしばしばありました。
先生は注意してくれますし、しばらくは収まりますが、日常茶飯事でした。しかしあまり気にしなければ大丈夫です。
– – – オーストラリアでの勉強についての評価
満足。
志の高い学生と自分の言語グループから離れない学生がいますが、自分が目指していたことと同じ志を持った友達と一緒に頑張れたのでよかったです。先生方はこちらから求めれば喜んでいろいろなことを教えてくださいましたし、相談にものっていただけました。
– – – オーストラリアでの勉強は将来役に立つと思いますか?
はい
留学に行く前から日本の大学卒業後はオーストラリアでさらに勉強をしたいと思っていました。
ニューカッスルでスタディー・アブロードをすることができたことで、英語力も伸び、オーストラリアの生活がどのようなものであるかよくわかりました。何事もやってみなければわからないというのが私のモットーですが、やろうと思って頑張れば、必ず手助けをしてくれる人はいますし、時間はかかれど達成できる!というところがオーストラリアだと思います。(他の国でもそうかもしれませんが。)
休暇中に興味があった大学・コースのコーディネーターの先生に会いに行き、日本の大学卒業後の進路の第一歩を踏み出せたため、留学をしたことは私の将来にとって確実にプラスとなりました。
– – – 語学学校/ファンデーションの就学期間の決定をする際、留学エージェント/日本語サポートサービスからサービスを受けましたか?「はい」と答えた方はどのようなサービスを受けたかも教えてください。
はい
スタディーアブロードの期間をご連絡させていただき、その期間に見合った就学期間の決定をしていただきました。
– – -勉強された都市、 University or TAFE 、 コース、専攻を選んだ理由
ニューカッスルは語学学校の欄でも書いたようにあまり大きな町ではありません。どちらかというと小さな町で、石炭の輸出で有名な町です。私がすると決めたスタディー・アブロードは 10 ヶ月ほどの滞在期間中の半分を語学学校で、残りの半分を大学で勉強するというもので、当時日本の大学に在籍していた私はオーストラリアの語学学校や大学でとった単位を日本の大学で交換できたため、とても魅力的に感じました。日本の大学で主専攻として日本語(言語学・教育学)をしており、副専攻では英語をしていましたが、日本の大学からの単位交換の条件で、言語学関係の科目と英語を勉強しなければなりませんでした。英語は語学学校で学ぶ予定だったので、ほとんど単位交換の条件を満たせると思っていたのですが、言語学系の科目やそのほかの科目でどのようなものを履修すべきかよくわからなかったため、日本の留学エージェントに問い合わせをしてみたのですが、とても費用がかかる上にあまりサポートしていただけませんでした。そんな状況で困り果てていたときに、ウェブで見つけたオーストラリア留学ウェッブにお問い合わせをしてみることにしました。
オーストラリア留学ウェッブさんにはスタディー・アブロード生でも参加でき、興味のある分野の科目をいくつか教えていただきました。いろいろと迷った末、「日本社会学」と「言語とアイデンティティー」、「社会学基礎」、「アカデミック英語」の 4 教科を履修することにし、日本の大学からも OK をいただけました。
ニューカッスル大学での勉強で期待していたことは、現地の大学生はもちろん、ほかの国からの学生たちとも交流を深めることでした。
日本社会学のクラスはスタディー・アブロードで日本から着ている学生が数人いたものの、クラスの半分以上がローカルの生徒で、英語で日本の歴史や日本の社会情勢などについて学びました。先生はほとんど板書をしませんから、メモを取ったり、先生からいただいた授業メモを元に自分で復習したりしました。
言語とアイデンティティーのクラスにはまったく他の日本人生徒がおらず、イギリスから来た留学生を除き、他は全員ローカルの方でした。授業は十数週間にわたっていましたが、授業期間の半分を講義形式でアメリカ人の教授が教えてくださり、後半はディスカッションで言語とアイデンティティーについての関係について意見交換をしました。
社会学基礎のクラスはサイズがかなり大きかったものの、ほとんど留学生がいなかったように思います。社会学の基本的な理論をそれぞれ理解し、その理論に基づいてオーストラリア社会、あるいは他国の社会の構造について考えるクラスでした。レクチャーこそは大きな教室ですが、チュートリアルのクラスは少人数でした。チュートリアルではグループで雑誌の伝えるイメージについてプレゼンテーションを行わなければなりませんでしたが、ローカルの方と一緒にリサーチをしたり、プレゼンテーションの準備をしました。
アカデミック英語のクラスは基本的には EAP の最後のクラスと同じ内容でした。ライティングやリファレンスのつけ方、プレゼンテーションの仕方などを勉強しました。ニューカッスル大学に来ている、他の専攻の留学生とも知り合いになれ、一緒に勉強できたことがよかったです。
ニューカッスル大学の図書館は夜遅くまで開いており、その一部である IT センターは休暇中を除いて24時間開いてます。課題を集中してやりたいときにはもってこいの場所でした。
息抜きをしに大学内にあるバーにいくこともありました。バーは2箇所あり、時々ダンスナイトやクイズ大会などが催されていることもあったので、友達と時々いきました。
大学の敷地内に会員制のジムもありました。ニューカッスル大学の生徒は学生価格で入会でき、ヨガやダンスのクラス、ウェイトトレーニング室、カーディオトレーニング室などがあり、暇を見つけて行っていました。
また、大学構内には銀行や携帯が買える郵便局など様々な設備がそろっていました。
スタディー・アブロードのコースでは特に取得できる資格というのはありませんが、コース終了後に卒業パーティーが催され、修了書を大学長から受け取ることができます。
– – -都市、 University or TAFE 、 コース 、 専攻でのよい経験と悪い経験
よい経験:クラスでの勉強を通じ、ローカル・その他の国からの友達ができた。
留学中に自分で交渉をして大学近くの小学校でおりがみと書道を教えたこと。このことを聞いた高校の先生が私に連絡を取ってくださり、会話のクラスにお邪魔させてもらったこと。
いろんな知らない英語の言葉や表現に慣れることができたこと。ライティングが伸びたこと。
悪い経験:悪い経験とはあまり言えないかもしれないが、ニューカッスル大学にはハエとカが多い。ご飯を外で食べていると髪にくっついてこようとすることもある。これは大学が汚いからというわけではまったくなく、大学が森の中にあり、その近くが川だからであるので仕方ない。
– – -オーストラリアでの勉強について評価した後、コメントを書いてください。
満足
いろいろな面のオーストラリアを垣間見れてよかった。ゆったりした環境で自分のやりたいことをのびのびやれてとてもよかったです。特に言語とアイデンティティーのクラスではこちらの学生が積極的に授業に参加していて、授業は決して受身で受けてはいけないと学びました。在学証明書を発行してもらわなければならないことがあったのですが、なかなか説明がうまくできず窓口の人がイライラしてる様子が伝わってきたこともありました。でもこちらも必要なものだったので、粘りました。英語が十分に話せなくてもあの手この手で説明してみたのがよかったと思いました。
– – -将来のためにオーストラリアでの勉強は役立つものでしたか?
はい
元々スタディー・アブロードをする前からオーストラリアで日本の大学を卒業後に進学したいと思っていました。しかし本当にオーストラリアで留学をするというのはどういうことなのか、留学前はあまりわかりませんでした。留学を通し、こちらの大学での学びの姿勢を体験でき、そのことが日本の大学卒業後のオーストラリアでの進学を後押ししたと思っています。
オーストラリアでの生活
– – -滞在中に住居を変えたことはありますか?
いいえ
– – – オーストラリアでの経験
ニューカッスルで過ごした10ヶ月間はとても充実した日々だったと思います。私は知り合いが寮にいたため、寮を選択し、始めの3ヶ月ぐらいを10人1フロアのブロックで過ごしました。このときは寮のシェアメイトのほとんどがきれい好きな人たちだったので助かりました。友達の住んでいたフロアはとても汚く、1週間で1回清掃員の方が入ってくれるのですが、毎回清掃が不十分だと言われていました。私がこのとき住んでいた部屋は、この寮の人たちの集合場所である中庭の前で、夜にパーティーをしている人たちがうるさくしていることが時々ありました。10人もシェアメイトがいるのはちょっと疲れるなぁと思ったのと、もう少し自分のスペースがほしいと思ったことから、学期明けに5人1ユニットのブロックに引越しました。
休暇中には自分のいた寮( International House : IH )が閉鎖されることとなり、自分の誕生日に他の寮( Evatt House )に移動しなければなりませんでした。その寮は I H とは違って、夕食のサービスがなく、食事は自分で作らなければなりませんでした。このときのシェアメイトは、2人のオーストラリア人の男の子と、1人のオーストラリア人の女の子、韓国人の男の子が一人でした。このうちのオーストラリア人の男の子2人は、日本に行ったことがあり、引越しの日にその日が私の誕生日であることを告げたら、日本語で誕生日メッセージを書いてくれました。シェアメイトのうち、オーストラリア人の男の子と女の子とはご飯を作りあったり、パーティーをしたりとよく遊びました。
Evatt も IH も週1で近くのスーパーまでのシャトルバスが出ており、それを利用してよく買い物にいきました。また大学の近くに駅があるので、そこから電車に乗りシドニーまで行ったこともあります。オーストラリアではありがちですが、週末になるたびよく工事をしていて電車ではなく、バスででしかいけないこともよくありました。
ニューカッスルの街中やビーチ、周辺の小さな町にはバスを利用して簡単に行けます。
食べ物ですが、外食はとてもお金がかかるので自炊していました。たまに友達と夕食会を開いて、みんなで食べ物を持ち寄ってわいわいすることもありました。日本食はなかなか食べれませんが、スーパーにはアジア食品が売ってるコーナーがありますから、そこから少しは材料を買うことができました。
ニューカッスルはサーフィンやビーチで有名な町なので、暇があるとビーチによく行きました。寮や大学が企画したソーシャルイベントに参加することも多々ありました。無料のサルサダンスレッスンは友達とよく行きました。