オーストラリアで3ヶ月以上就学する場合には学生ビザ (Student visa) を申請しなければなりません。
【申請条件】
- 学校から受講予定の全てのコースの入学許可証COE(Confirmation of Enrolment)が発行されていること※1
- オーストラリア滞在中有効な留学生健康保険(OSHC)に加入していること(免除された場合を除く)
- 留学における十分な資金を保持していること
- 留学生活を送る上で精神・身体的に可能であること
- GTE (Genuine Temporary Entrant) 要件を満たしていること※2
※1 COE :入学手続きを行い授業料を支払い後、各コースごとに発行される書類
※2 GTE:学生ビザ取得の目的が純粋に留学目的でかつ、一時的な滞在である=帰国の意思があることを表す審査基準
【申請に必要なもの】
- 有効なパスポート(オーストラリア入国から向こう6ヶ月有効である事が推奨される)
- 申し込済みのコースすべての入学許可書(COE)
- 留学生健康保険(OSHC)加入証明書
- 学生ビザ申請料(オンラインによるクレジットカード決済)
- (18歳未満の申請の場合)保護者からの留学許可承諾書
- (18歳未満の申請の場合や申請に扶養家族を含める場合)家族関係の証明書類=戸籍謄本(専門業者による英訳付)
- (姓名を変更した事がある場合)氏名の変更を証明する書類=戸籍謄本(専門業者による英訳付)
- GTEステートメント※
※GTE要件を満たしていることを証明するための英文ステートメント(オーストラリア留学ウェブへ学校のお申し込みをしている場合はステートメント作成のアドバイス・校正が無料で受けられます)
【申請から発給までにかかる時間】
申請時期や状況により異なり、数日で発給される場合もあれば数か月かかる場合がありますので、時間に十分な余裕を持って準備を進めることが大切です。
一般的にビザ申請後にオーストラリア移民局より申請受理確認メールが届き、その後担当審査官による審査が開始されます。
場合によっては、健康診断受診の要請や追加資料提出の要請が来ることがあり、その場合は更に審査に時間がかかることがあります。
また、健康診断や追加資料の提出は期限がありますので、期限に間に合うよう準備をすることが重要です。
《ビザ申請後健康診断の受診が必要となるケース》
- 持病がある場合
- 過去5年間にオーストラリア以外の海外に3か月以上の滞在歴がある場合
- 医療・看護・保育などに関連するコースを受講する予定がある場合
このように、ビザ申請から発給までにかかる時間は予想がつき難いため、オーストラリアへの渡航手段の予約は、ビザが発給されてから行うことをお勧めします。
【ビザ保持にあたっての制限】
- 就労条件は現地でコース入学後、2週間あたり40時間が上限となります。(休暇期間中は制限なく就労できます。)
- 学校の出席率は80%以上を保持しなくてはなりません。
- (英語コースを除く)本科コースの履修は50%以上の評価を保持しなくてはなりません。
- 12ヶ月以上の期間の就学手続きを行った場合は少なくとも6ヶ月、それ以下の期間の就学の場合は少なくともその期間同じ学校に留まらなければなりません。
- 学費は学校の定める支払い期限日までに納入されなくてはなりません。
制限に従わない場合はビザが即キャンセルされる事もあり、その後のビザ申請に大きく悪影響を及ぼしますので十分な注意が必要です。
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