ケンブリッジ英検は、1858年に、英国ケンブリッジ大学の検定協会(UCLES:University of Cambridge Local Examination Syndicate)で研究・開発され、現在、UCLESの一部門、Cambridge ESOL(ケンブリッジ英検試験部門)で運営されています。 イギリス、アイルランドを始めとし、欧米で広く普及しているテストです。 IELTSやTOEFL、TOEICと言ったテストと大きく異なるのは、テスト結果はスコアではなく、各レベルのテストの合否判定となる点です。
ケンブリッジ英検の種類は受験者タイプ別に一般英語、ビジネス用英語、ヤングラーナーズと大きく三種類あります。
一般英語
…一般向けの英語検定で基礎から最上級までの5段階の検定試験があります
1 Key English Test (KET)
2 Preliminary English Test (PET)
3 First Certificate in English (FCE)
4 Certificate of Advanced English (CAE)
5 Certificate of Proficiency in English(CPE)
ビジネス用英語
… ビジネス英語能力を判定する英検。
外資系企業への就職を希望する方、国際的なビジネス現場で英語を使って仕事がしたいと考えている方に最適。このビジネス用の検定試験には以下の3段階あります。
1 Business English Certificate-Preliminary
2 Business English Certificate-Vantage
3 Business English Certificate-Higher
ヤングラーナーズ
…英語を学習し始めて間もない子供を対象とした英語検定
3段階(Starters/ Movers/ Flyers)の検定試験があります。
一般に英語力の向上度の目安として、あるいは就職目的に英語検定試験の受験を希望する留学生の間で人気のある試験は、一般英語検定のうち、FCE、CAE、 CPEです。
試験内容は読解力、文章力、聴解力、会話力(面接)と言語の4能力をバランスよく評価するもので、日常生活での実際の場面をベースとした内容となっています。
ケンブリッジ英検の受験対策コースは多数の語学学校で集中講座や選択科目として開講されており、コースの最終日を試験日として、語学学校での受験が可能となっているコースがほとんどです。