一般英語コースはすべての語学学校で開講されているもっとも基本となる英語コースです。 生徒の英語レベルに合わせてクラス分けが行われており、一定期間(一般に10~12週間)でレベルアップしていくようにカリキュラムが組まれています。 入学日(コース初日)に学校独自の英語のテストを受け、その結果により適正レベルのクラスに振り分けが行われます。
レベルは学校によって呼び方が異なる事はあるものの、基本的には以下のようになります。
レベル | 一般英語コースのレベル名 | IELTSスコア比較 | |
1 | Beginner(ビギナー) | ビギナー | 3.0未満 |
2 | Elementary(エレメンタリー) | 初級 | 3.0~3.5 |
3 | Pre-Intermediate(プレインターメディエイト) | 準中級 | 3.5~4.5 |
4 | Intermediate(インターメディエイト) | 中級 | 4.5~5.0 |
5 | Upper- Intermediate(アッパーインターメディエイト) | 準上級 | 5.0~5.5 |
6 | Advanced(アドバンス) | 上級 | 5.5~6.5 |
このうち、もっとも生徒数が多いのはレベル2~5で需要が高いため、規模の小さい語学学校も含めてほぼすべての語学学校で開講するクラスレベルです。
レベル5のアッパーインターメディエイトレベルを修了するとオーストラリアの専門学校の入学条件値に到達できるレベルになります。 そのため、一般英語コースのアッパーインターメディエイトレベルと専門学校進学のため英語準備コースのクラスレベルは同等レベルと言えますが、日常生活での英語レベルの向上を目的とする場合には一般英語コース、専門学校でのアカデミックな英語力の向上を目的とする場合には進学準備コース(EAPコース)がより適切なコースとなります。
大学進学を目指す場合は、大学付属もしくは提携語学学校の英語コースのレベル設定になりますが、レベル4までは一般英語コースと同様のカリキュラムで基礎英語力を習得し、その後アカデミック英語のカリキュラムとなっていく形が一般的です。
一般英語コースではすべてのクラスレベルにおいて以下のようなスキルを主要科目として英語スキルの全般を向上させる事を目的としています。
主要科目の他に、選択科目として以下のような科目を教える学校も多くあります。
●単語力強化 ●リスニング力強化 ●会話 ●英語検定テスト対策 ●仕事用の英語
選択科目は近いクラスレベルの混合クラスとするのが一般的です。 それによって他のクラスレベルの学生との交流もあり、合同レッスンが時に良い結果をもたらす事を期待しています。
他に、多くの語学学校では英語を実際に使う場として、また、全生徒の交流の場としてアクティビティークラスを設けています。 アクティビティーはBBQやスポーツなど、主に留学生皆が楽しめるものが多く、また、母国の料理レシピを交換したり実際に作ったり等、語学学校ならではの異文化交流が体験できるものになっています。