オーストラリアの語学学校では様々な種類のコースが開講されているので、各学生の目的や英語レベルに応じて、コース選びをすることができます。入学初日に英語力査定テストと面接を行い、自身の英語力に一番適した英語レベルのクラスに配属されクラスが決定します。また定期的にレベルチェックテストがあるので英語力の上達が早ければどんどん上のレベルを目指すことが可能です。
一般的に開講されているコースの種類として、以下のコースが挙げられます。
<一般英語コース>
日常生活に必要な英語、たとえば買い物や銀行、交通機関の利用に必要な英語を身につけたり、ラジオやテレビ、新聞から必要最小限の情報を得たり、簡単な手紙、日記・エッセイ・レポートが書けるような基本的な英語会話、聴解力、読解力、文法力、英作文力を総合的に身につけるのを目的としたコース。 進学英語を受講する前段階として、又は日常英語や旅行英語を身につけたい人に最適なコースです。 初等から上級までレベルも幅広く、ほとんどの英語学校でで受講が可能なコースです。
<進学準備英語コース (EAPコース)>
講義の聞き方、ノートの取り方、セミナーでのデイスカッションへの参加のしかた、研究発表のしかた、エッセイ・レポート・論文の書き方、学術的な文書、新聞の読み方など大学や専門学校で学んでいくのに不可欠なスキルを学ぶコースです。
<英語検定試験(※)対策コース>
※英語検定試験には、IELTS, TOEFL, TOEIC, ケンブリッジ等の種類があります。
英語検定試験の傾向を探求し、模試を受けたり過去の試験を手がけたりして試験の構成と形式、時間配分に慣れる。試験実施日に合わせた日程で開講されており、コースによっては講義と本試験がパッケージになっている場合もある。
<各種専門英語コース>
就職に直結した専門用語や専門分野の基礎知識を基盤に英語力の向上を図るコースで、ビジネス英語、ツーリズム英語、ホスピタリティー英語、看護英語などが一般的です。
●各学校によって開講しているコースが異なるのは勿論ですが、各学校によって得意分野が異なることにも注意しましょう。 例えば一般英語やホリデー英語に強い学校もあれば、進学英語や試験準備英語に強い学校もあります。
●英語コースを開講す学校は大きく分けて、大学付属・専門学校附属(TAFE・私立含む)・語学学校(英語コースのみ開講)、の3種類があり、各学校の特徴も様々です。
●一般的に大学・専門学校附属の語学学校は本科コースへの進学を希望する留学生が圧倒的に多く、アカデミックな内容が組み込まれた進学準備コースが充実しています。語学コースに入らず進学を希望する留学生も多いですが、実際英語力のハンデを負って本科の専門分野を学ぶのは極めて困難なだけでなく、日豪間の学習アプローチにおける違いに対する認識と、西洋式の学習法を習得していないがために、本科での学習活動についていけなくなるケースも見受けられます。ほとんどの日本人留学生は進学前に半年~1年間付属語学学校にて就学するのが一般的です。
一方語学学校(ランゲージスクール)は日常英会話力や基本的な英語の読み書きの向上を目指すだけでなく、オーストラリアの文化や他国からの留学生との交流を体験したい学生を主に対象としています。語学研修に観光を組み込んだオリジナルのプログラムが実施されていたり、放課後のアクティビティーが充実していることで、楽しく英語を学ぶことが重要視されています。そのため学生ビザ保持者のみならず、ワーキングホリデーや観光ビザで短期留学を考えている方にも適しています。
●多数の語学学校では学生の年齢は18歳以上であることが条件となりますので、18歳以下の方は高校準備英語コースやヤングラーナーなど年齢に適したコースの開講がある学校又は進学したい現地の高校付属の語学学校などを選びましょう。