専攻とコースを選択する際の決め手として考慮する点を以下にいくつか挙げます。
TAFE・専門学校か大学か?
TAFEを含む専門学校は職業訓練を目的とした教育機関ですので、カリキュラムは専門的なスキルを習得するための実践的な内容が中心です。実践的といってもオーストラリアでの就職を目的としたもので すので、日本に帰国してからその内容が役立つかどうかも考慮しましょう。
一方大学は、大学や専攻分野によって違いますが、特に技術系に特化した大学では、特に理論的な内容を基盤として就職に繋がる実践教育を行っていますが、ほとんどの大学は理論的な内容を中心としています。そのため、文系の学部ではより高度な英語力が必要とされます。
日本の大卒の方は、大学院レベルへの進学も考慮されるとよいでしょう。
学部、分野は?
もちろん、そのコース修了時の将来性は大切ですが、自分がその分野に興味がもてるかどうかはより重要な決め手となります。英語を母国語としない学生が英語で学ぶ ということだけでもかなりのハンディキャップであり、そのようなハンディキャップを持ちながら、英語を母国語とする他の学生と競い合うわけですから、自分 が興味を持って勉強できる分野でなければかなり困難なものです。
入学英語基準は?
各コースの入学英語基準を確認しましょう。入学英語基準は各学校、コースによって異なります。 特に高度な英語力を要する専攻には、医療系全般と教育系があります。
入学前に英語力が基準値に満たない場合には、大学付属語学学校の英語コースと希望する本科コースを合わせて申し込み手続きを行うことができます。 また、大学の場合には、先に英語力基準値の低い下位学位(ディプロマ等)に入学し、修了後に大学の2年度に編入するという方法もあります。